先日「人生攻略ロードマップ」を読了しました。
とてもためになる本なので紹介します。
筆者の迫氏はオンラインスクールから美容室やタピオカ屋などいろいろな事業を持っています。
本書には「人生を攻略する」ことを次の自由が満たされた状態と定義されています。
- 金銭的:お金の心配をしなくていい
- 時間的:時間的な余裕がある
- 精神的:嫌なことをしなくていい
- 身体的:心身ともに健康
私が読んだ時に最初の印象は「金持ち父さん貧乏父さん」の「自分のビジネスを持つ」ことを現代に実際にやる具体的な方法という印象を持ちました。
「金持ち父さん貧乏父さん」は数十年前のアメリカでの手法です。
日本もアメリカも資本主義で本質的なことは変わっていませんが、稼ぐ手段は変化したり、多様化しています。
より現実的な手順が本書には書かれています。
特に印象に残った内容について紹介します。
- ステップ1の必要収入の考え方
- ステップ7,8の外注化と自動化
- やりたくないリスト
私はクラウドソーシングのライターの仕事でお小遣いを稼げていて、プログラミングを学び直そうと思っているところなのでステップ3辺りにいます。
朝通勤中に読み始めて変える頃には読み終わっていたのですぐ読めると思います。
とてもためになる本なのでぜひ読んでみてください。
必要収入の考え方
ステップ1として2種類の必要な収入を考えるところから始まります。
2種類の収入とは次の2つです。
- ギリギリまで切り詰めた必要最低限の生活費
- 多少贅沢できる程度の生活費
家計簿を見ながら計算してみましたが私の場合、必要最低限の生活費は10万円/月、贅沢できる生活費は20万円/月程度でした。
このステップは目標設定に当たります。
例えば私が年利5%の資産運用からの不労所得で贅沢ができる生活費を賄おうとしたら4800万円の余剰資金が必要となります。
このように具体的な数値を把握して、何をしていくら稼げれば良いというイメージを持つことが重要です。
本の中ではこのような紹介がありましたが、「積み上げ力」や本書の後ろの方に書かれている最悪を想定するときの目安にもなると思いました。
失敗しても何かしらでこれくらい稼げればいいという目安がわかるからです。
外注化と自動化
誰がやっても同じ結果になることを人に任せてやってもらって自分はもっと稼げることをしたり自己投資に時間をつかったりできるようにする外注化の考え方と事業自体を他人に任せてしまう自動化の考え方が印象に残っています。
金持ち父さんもビジネスがうまく行っているかの判断材料として自分がいなくても1年以上回って利益をもたらしてくれることを上げていました。
お金が入ってくる「仕組み」を作る具体的な手順になっていると思います。
読んでいるときは私のようなコミュ障には人に頼むみたいなことは難しいだろうと思っていましたが、外注化する前のステップで一緒に仕事できる人が自然と集まっているとあってたしかに手順通りにやればそうだろうなと思いました。
やりたくないリスト
やりたくないリストの考え方がとても面白いと思いました。
モチベーションを保つ一つの手段として、やりたいことをイメージするのではなく、嫌なことを一切しないためにやりたくないリストを作る手法です。
やりたいことはふわふわしていることが多いですが、やりたくないことはより現実的にイメージしやすいものです。
具体的なやりたくないことリストのことを避けるにはどうすればいいか考えれば今やるべきことが見えてくると書いてあります。
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