令和7年7月の一陸技の試験の無線工学AのA-6～10の問題について解説します。
R.7.7 無線工学A A-6
出典：公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年7月 無線工学A A-6
16QAMの理論的なビット誤りに関する問題です。
この問題は全く同じ問題が令和4年1月2回目A-5で出題されています。
下記の記事を参考にしてください。
令和4年7月2回目A-1
\[ P_{16QAM}=\frac{3}{2}\frac{1}{4}\rm{erfc}\{\sqrt{(C/5N)/2}\}=\frac{3}{8}\rm{erfc}\{\sqrt{(C/N)/10}\} \]
答えは5です。
R.7.7 無線工学A A-7
出典：公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年7月 無線工学A A-7
ニッケル・水素蓄電池に関して誤った選択肢を選ぶ問題です。
この問題は同様の問題が令和5年7月1回目A-8で出題されています。
下記の記事も参考にしてください。
令和5年7月1回目A-8
誤った選択肢は2です。
ニッケル・水素蓄電池では充電終期に電圧低下がよく発生します。 子の電圧低下で充電終了判定する方法は$-\Delta V$検出といいます。
R.7.7 無線工学A A-8
出典：公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年7月 無線工学A A-8
二乗検波に関する計算問題です。
この問題は全く同じ問題が令和4年7月2回目A-5で出題されています。 また、計算問題や式が違う形で何度か出題されています。
下記の記事をご参照ください。
令和4年7月2回目A-5
令和6年7月A-6
令和3年7月1回目A-4
答えは
- 信号波：$kA^2m$
- 第二高調波：$kA^2m^2/4$
で4です。
R.7.7 無線工学A A-9
出典：公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年7月 無線工学A A-9
スペクトル拡散で使用されるRAKE合成に関する問題です。
この問題は全く同じ問題は令和5年7月1回目A-6で出題されています。
下記の記事をご参照ください。
答えは
- A：$|h_n|^2S+h^*_n\eta_n$
- B：$|h_n|^2$
- C：和
で1です。
R.7.7 無線工学A A-10
出典：公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年7月 無線工学A A-10
高精度GPS測位等に関する問題です。
この問題は全く同じ問題は令和4年7月1回目A-11で出題されています。
下記の記事をご参照ください。
答えは
- A：1.5
- B：拡散コード
- C：PPP
で4です。
まとめ
令和7年7月の無線工学Aの試験A-6~A-10の問題について解説しました。 今回の問題は比較的過去問と同じ問題が多かったです。 ここ2,3年で出始めた問題もいくつか出ているので直近の過去問で対策することも大切です。
参考文献
電磁気学をちゃんと学びたい人向け
上の難易度が高い人
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