本日、「シュガーマンのマーケティング30の法則」を読了した。
本書は「伝説のダイレクトマーケッター」とも呼ばれるジョセフ・シュガーマン氏による著書で、セールスで成功を得るための30の方法が書かれている。
彼の長年にわたる経験の中で身につけた心理学の実際の応用が実体験を交えて記載されている。
本書は下記のような人におすすめしたい
- 何かを売る仕事をしている人
- 心理学をビジネスに応用してみたい人
- セールスや広告を出したいけど具体的にどう作ればいいかわからない人
この本を読もうと思ったきっかけ
メンタリストDaiGo氏が動画か何かで紹介していて面白そうだと思ったからこの本を手にとってみた。
私自身本業はメーカーの技術屋だが、副業していくにはマーケティングの知識が必ず必要となるので勉強してみようと思った。
この本から得たいこと
具体的なマーケティングの手法や、ブログ運営などに活かせる知識
読んだ後になっていたい状態
心理学的な知見を持って、今後の副業で使える知識を持っている
概略
今回もマインドマップにまとめてみた。
30の法則は下図のとおりである。
名前だけで想像できるものもあればそうでないものもあると思う。
全部紹介してもよいが、今回は実際に使ってみたいものを5つに絞って紹介したいと思う。
- 3.顧客の特徴
- 9.権威
- 23.具体性
- 29.考えさせる力
- 30.正直さ
私の場合本業は営業じゃないので対面でものを売ることはないし、今後もやりたくないので可能な限りインターネットで使えそうなものを選んだ。
顧客の特徴
ブログやアフィリエイトといったWebライティングで言えば想定される読者のことをしっかり知るということが重要となる。
読者のニーズや特徴を理解してそれに寄り添った文章づくりを心がけていきたい。
権威
「影響力の武器」の中でも紹介されていた心理学の重要なテクニックである。
私の場合、完全に趣味で無線工学について書いているが、この記事については自分の過去の経験や資格など、権威をして使える材料はありそうなのでもう少し全面的に使っていくのも良さそうである。
具体性
具体的な数字を出すことによってより信憑性が高まる。
もう少し具体性を意識した文章作りをするのは重要だと思った。
考えさせる力
今までできるだけ明快にするために必要なさそうなところまで細かく書くようにしていた。
もっと読者が考える余地を残して、ヒントだけ与えるような文章構成を試してみるのも面白そうだと思ったのでこれを選んだ。
正直さ
これについては言うまでもないというところはあるが、自分への戒めとしてここに書いておく。
ちゃんと正直な文章を心がけていきたい。
感想
すべての法則に対して、筆者の経験に基づく具体的な応用が書かれていて少し冗長すぎる感じはあったが、「影響力の武器」や「ザ・コピーライティング」といったマーケティングに関する名著の内容の具体的な実践例が、売る側の立場で書かれており非常に面白かった。
もっと日常的にものを売っている人にとっては私が読んだ以上にみのりのあるものではないかと思う。
この本のエピソードは最近読んだ本の内容をもっと具体的な実例に落とし込んだものだと思ったので、次に読むべきおすすめの本を紹介しておく。
この本を読んだ人におすすめしたい本
ザ・コピーライティング
この本は効果のある広告の作り方や、実際のテストの方法が書かれている。
広告のテストの実例として読んでみるとまた面白いのではないかと思う。
影響力の武器
以前にも記事にしたことがあるが、とても面白い本である。
説得で使われる心理学の知識が防衛方法も交えて書かれている。
こちらは買う側の目線で書かれているのでいろいろな立場でセールスを見ることができるのではないかと思う。
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