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【読書】科学的な適職

先日、「科学的な適職」という本を読了したのでまとめます。

働くことは一生ついてくるものです。

  • 今の仕事に満足感がない
  • 過去の職業選択が正しかったと思えない
  • 転職したいけど本当に転職していいのかわからない

こんな悩みを抱えている人も多いと思います。
私もその後のキャリアに悲観的になって一度転職しています。
今になってこの本を読んでいるということはそれ以降はお察しください…

この本には正しい職業選択をAWAKEという5つのステップで紹介されています。
1年半前の転職活動してた頃の自分に読ませたいです。

特に去年の自分に読ませたいステップ2と今から使いたいステップ3について紹介したいと思います。

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正しい職業選択の5つのステップAWAKE

この本では正しい職業選択の方法がAWAKEという5つのステップで解説されています。

本の中でのAWAKEは次のステップとなっています。

  1. A:幻想から覚める(Access th truth)
  2. W:未来を広げる(Widen your future)
  3. A:悪を取り除く(Avoid evil)
  4. K:歪みに気づく(Keep human bias out)
  5. E:やりがいを再構築する(Engage in your work)

職業選択の失敗の原因の7割が「視野狭窄」と言われています。
人類が職業選択をするようになったのは現代になってからなのでそもそも人間の脳が職業選択するようにできていないこととバイアスと呼ばれるバグによってこの「視野狭窄」が起きます。

ステップ2:未来を広げる

このステップは視野を広げるためのステップです。
7つ徳目として幸福度の高い仕事を選ぶために確認すべき事項が書かれています。
転職しようとしてた頃の自分はこれらについてはあまり気にしていなかったので、また転職を検討している事態になっています。

7つの徳目は次の7つです。

  1. 自由:裁量権はあるか?
  2. 達成:前に進んでいる感覚はあるか?
  3. 焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか?
  4. 明確:成すべきこと、評価軸は明確か?
  5. 多様:バリエーションはあるか
  6. 仲間:助けてくれる友人がいるか?
  7. 貢献:世の中に役立つか?

これらの項目をしっかり事前にチェックしておくべきでした。
特に「自由」、「明確」辺りが今の職場に足りてなかったと思っています。
これらはなかなか転職活動で聞きづらい情報ではありますが、しっかり確認しておかないと後から公開することになるでしょう。

ステップ3:悪を取り除く

ステップ3では職場の悪の根源とバイアスにとらわれずに意思決定を下すために役立つ3つツールについて書かれています。
悪い職場の特徴として「時間の乱れ」と「職務の乱れ」が挙げられています。
「時間の乱れ」はワークライフバランスの崩壊や長時間労働・通勤など、「職務の乱れ」は雇用の不安定や仕事の裁量権のなさなどです。
読んでるときは今の職場はその両方が足りていないように感じています。

意思決定のツールは次の3つです。

  1. プロコン分析
  2. マトリックス分析
  3. ヒエラルキー分析

具体的な方法は実際に本を読んでみてください。

プロコン分析はプロ(メリット)とコン(デメリット)をそれぞれ上げて重要度に応じた得点の合計でざっくりした方針を決めるためのツールです。

マトリックス分析は複数の選択肢からベストを選ぶためのツールです。選択肢の候補と基準を決めます。
候補それぞれに対して基準毎に得点付けをして、基準の重要度に応じた重み付けをした得点で判断します。

ヒエラルキー分析は
レベル1:最終的なゴール
レベル2:判断要素
レベル3:レベル1を達成するのに必要な情報
のレベル2と3に評価値と重要度を決めて意思決定をするツールです。
このツールは主観と客観両方を入れることができる強力なツールです。

近いうちに転職するかどうかで上記のツールを使ってみたいと思っています。

まとめ

論文などの客観的な証拠に裏打ちされたツールが丁寧に解説されていて、そのためのシートなどもついてきます。
職業選択に限らずバイアスはいろいろなところで効いてきます。重要な意思決定の場面で使えるツールも多いのでどんどん使っていきたい面白い本です。
ぜひ一度読んでみてください。


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