本ページはプロモーションが含まれています

無線従事者のための物理学-無線工学の基礎-

1陸技

第一級陸上無線技術士を取ってみたいけどどんなことを勉強すればいいのかわからない。そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか? 前回俯瞰してみると書いて1ヶ月以上経ってしまいましたがマインドマップ化してみたら予想以上に時間がかかってしまいました。申し訳ありません。 自分が2ヶ月くらいで勉強していたので大した量じゃないと思っていましたが、改めてまとめてみるとえげつない量ですね。

スポンサーリンク

第一級陸上無線技術者の範囲

ご存じの方も多いと思いますが第一級陸上無線技術士の試験範囲は次の4科目あります。

  • 無線工学の基礎
  • 無線工学A
  • 無線工学B
  • 法規

無線工学の基礎は電磁気学から計測器に至るまで広く浅く扱う科目です。 最低限はこれくらいは知っているべきというべき内容と言えます。 無線工学Aは送受信機や無線を使ったシステムに関する内容を扱います。 通信方式など主に仕組みやシステムが出題範囲となっています。 無線工学Bは電波の伝搬やアンテナなど電磁波の物理的な性質を主に扱います。 物理的な内容が多くかなり難易度が高い科目です。 法規については生き物のように変化するのでこのブログでは扱うことを放棄しようと思っています。

無線工学の基礎全体

とりあえず無線工学の基礎の内容をマインドマップでまとめてみました。 内容が広く浅いので分量がえげつないことになっています。 細かい内容はマインドマップを見ていただくとして、各内容について簡単に見ていくことにしましょう。

電気物理

電界や磁界の性質の理論的な内容を扱います。 高校物理で扱う内容から大学1,2年くらいの電磁気学でやるような内容がメインです。 数学的なところはかなり省かれているので暗記でも対応はできますが、一度は計算しておくことをおすすめします。 過去の記事でまとめています。

電気回路

オームの法則に始まり、回路解析や基本的な回路の性質を扱います。 電力など強電系の内容も多く含まれているので、無線を専門で学んできた人にとっては少し難易度が高い内容が含まれます。

半導体・電子管

半導体がの性質や素子の構造がメインとなります。 電子の動きは真空管とトランジスタで似通っているので関連項目として扱われています。 電子の振る舞いなども最低限は理解している必要があります。

電子回路

無線工学の基礎の中でこの分野が一番広いと思っていいのではないかと思います。 トランジスタの使い方や応用回路やデジタル回路など回路に関する基礎的な内容を広く浅く詰め込まれています。

電気磁気測定

電流計や電圧計などの測定器や測定手法とオシロスコープの使い方を扱います。 またホイートストンブリッジとその派生形のコイルやコンデンサが入るもので抵抗や静電容量、インダクタンスをどうやって求めるかという内容が多くなっています。

マインドマップ

元ファイルのPDFはこちら

まとめ

今回は無線工学の基礎の内容をマインドマップにしてまとめてみました。 無線工学の基礎はかなり広い範囲を扱っていますが、この内容は最低限知っていないと無線工学AやBの内容についていけない側面があります。 しっかり勉強して備えましょう。

参考文献

電磁気学をちゃんと学びたい人向け

上の難易度が高い人

次回予告

無線工学Aの内容を俯瞰するか以前までまとめた法則をMaxwell方程式の形にまとめていきたいと思います。

 

前回

次回

近日中

本シリーズについて

勉強法

第一級陸上無線技術士の勉強法とおすすめ参考書
第一級陸上無線技術士を受けようと思ったけど何からどうやって勉強すればいいのか分からない。そんな人も多いのではないでしょうか?第一級陸上無線技術士に限らず別の無線従事者や技術系の資格を取りたいと思う目的もいろいろだと思います。無線工学や法規に...

コメント

  1. 平山忠盛 より:

    マインドマップの画像を高解像度で頂けませんか?

タイトルとURLをコピーしました