令和7年1月の一陸技の試験の無線工学BのA-1~5の問題について解説します。
R.7.1 無線工学B B-1

出典:公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年1月 無線工学B B-1
2本の半波長ダイポールアンテナから成るアンテナ系の利得を求める問題です。
この問題は全く同じ問題が令和5年1月2回目B-1や令和4年1月2回目B-1で出題されています。
詳しい解説は下記の記事をご参照ください。
令和4年1月2回目B-1

令和5年1月2回目B-1

答えは
- ア:2.$Z_{11}+Z_{12}$
- イ:7.$\frac{|E_0|^2}{R_{11}|I|^2}$
- ウ:5.$\frac{|2E_0|^2}{2(R_{11}+R_{12})|I|^2}$
- エ:8.$\frac{2R_{11}}{R_{11}+R_{12}}$
- オ:9.$d$
です。
R.7.1 無線工学B B-2

出典:公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年1月 無線工学B B-2
TEM波に関する穴埋め問題です。
この問題は全く同じ問題が令和4年1月2回目B-2で出題されています。 また、同じ文章の正誤問題が何度か出題されています。
下記の記事をご参照ください。
令和4年1月2回目B-2

令和5年1月2回目B-2

令和3年7月2回目B-2

答えは
- ア:4.持たない
- イ:7.同相
- ウ:9.できない
- エ:3.$120\pi$
- オ:6.等しい
です。
R.7.1 無線工学B B-3

出典:公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年1月 無線工学B B-3
角すいホーンアンテナに関する問題です。
この問題は全く同じ問題が令和5年1月1回目B-4や令和4年1月1回目B-5で出題されています。
解説は令和4年1月1回目B-5で行っていますので下記の記事をご参照ください。

答えは
- ア:1.反射
- イ:7.位相
- ウ:8.$\frac{32A}{\pi \lambda^2}$
- エ:9.開き角
- オ:5.遅れる
です。
R.7.1 無線工学B B-4

出典:公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年1月 無線工学B B-4
伝搬経路上に山岳があるときの受信点の電界強度に関する問題です。
この問題は全く同じ問題が令和5年7月1回目B-4で出題されています。
下記の記事をご参照ください。

答えは
- ア:1.回折係数
- イ:7.$\dot{R_1}\dot{R_2}\dot{S_4}$
- ウ:8.$\frac{32A}{\pi \lambda^2}$
- エ:4.$1-e^{-j\phi_2}$
- オ:5.$\sin \left(\frac{2\pi h_2H}{\lambda d_2}\right)$
です。
R.7.1 無線工学B B-5

出典:公益財団法人 日本無線協会 第一級陸上無線技術士 R7年1月 無線工学B B-5
定在波の測定により、アンテナのインピーダンスを求める問題です。
この問題は全く同じ問題が令和4年7月1回目B-5で出題されています。
下記の記事をご参照ください。

答えは
- ア:1.$Z_0\left( \frac{Z_L +jZ_0\tan \beta l}{Z_0 +jZ_L\tan \beta l}\right)$
- イ:7.$|V_f|(1-|\Gamma|)$
- ウ:8.$\frac{|V_f|(1+|\Gamma)|}{Z_0}$
- エ:4.$\frac{1-|\Gamma|}{1+|\Gamma|}$
- オ:10.$Z_0\left( \frac{1-jS\tan \beta l_{\rm{min}}}{S-j\tan \beta l_{\rm{min}}}\right)$
です。
まとめ
今回は令和7年1月の無線工学Bの試験B-1~B-5の問題について解説しました。 いつもならB問題で1,2問正誤問題が出ますが、今回は穴埋めばかりで真面目に計算すると結構面倒くさい問題が多かったので大変だったかもしれません。 どの問題も一度は出題されたことがあるので過去問での試験対策が重要となります。
参考文献
電磁気学をちゃんと学びたい人向け
上の難易度が高い人


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